10日夜から記録的大雨…熊本市中心部でも冠水し“水没”被害や土砂崩れも 一時「大雨特別警報」が出た地域など九州各地の被害全容は

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熊本市で記録的な大雨が襲い、中心部が冠水する事態が発生しています。10日夜から続く豪雨により、熊本県では一時「大雨特別警報」が発令され、各地で土砂崩れや浸水の被害が相次いでいます。午前7時の時点で、上本駅近くの道路は膝下まで水没し、車両が動けなくなる状況が報告されています。

この豪雨は、昨夜から強まり始め、特に熊本市ではわずか3時間で223mmの雨が降り、平年の8月1ヶ月分を超える記録的な降水量を記録しました。市内のアーケード街では、店舗内に水が流れ込む様子が確認され、帰宅できない人々が続出しています。さらに、北区では土砂崩れが発生し、複数の車両が立ち往生しています。

熊本県内では、午前1時までに60歳の男性が水没した道路で発見され、心肺停止の状態で病院に搬送されました。加えて、親子4人が土砂崩れに巻き込まれ、そのうち母親と2人の子供は救助されたものの、父親の行方は依然不明です。

九州新幹線は運行を一時見合わせた後、午後から本数を減らして運転を再開しましたが、依然として大雨の影響が続いています。福岡県や長崎市でも浸水被害が報告されており、警戒が必要です。気象庁は、明日まで大雨が続く見込みとし、さらなる注意を呼びかけています。状況は刻一刻と変化しており、最新情報にご留意ください。

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