椎名林檎、22歳で出産後、音楽をやめようとしていた「あんまり魅力を感じる仕事じゃなかった」思いとどまったワケは

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 作曲家・演出家でもある歌手のが10日放送の日本テレビ系「」(日曜・午後10時)に出演。子育てで音楽をやめようとした過去を明かした。

 人気絶頂の22歳で長男を出産。多忙な時期を振り返り「とにかくスターダムみたいな。どんどん出す。『この曲あるじゃん、出しちゃおうよ』ってどんどん、どんどんいっちゃうじゃないですか。自転車操業というか、セールスが良くてもしょうがないっていうか」と椎名。そんな中、子育てをすることで「流れを止めるのに家庭に入っちゃうってことだと思うんです。もしかしたら、宇多田ヒカルちゃんが『人間活動する』っておっしゃったようにかなり近いことを思ったんだと思うんですけど、やめようと思った」と考えたようで「それまでの活動だけだとあんまり魅力を感じる仕事じゃなかったので、やめようと思った」と音楽活動に終止符を打つことも考えたと明かし、共演者を驚かせた。

 しかし、「テロがあって」と2001年9月11日にアメリカで同時多発テロが発生したことを回想。「子供を抱えてテロが起こると、その当時お子さんをお生みになったお母さんたち全員心細かったと思うんですよね。そのことを考えているときに、日記ではないけれど、その感じたことを残しておくと同じ体験をしている方にいつか聞いていただけるかもしれないなっていう」と音楽観が揺らいだと語り「今までとは別の、ヒットチャートをとにかく毎週、毎月賑やかにするかっていうよりも、イメージしやすかった。やるべきことはこっちなのかなと初めて思ったかもしれないですね」と子供を育てている自身だからこそ、伝えるために音楽を続けていくと決めたことを明かした。

 椎名は2000年にギタリストの弥吉淳二と結婚。01年に長男を出産したが02年に離婚した。その後は映像ディレクターの児玉裕一氏と事実婚状態で2児を出産した。

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