夏の甲子園に県代表として出場している広陵高校は、部員による暴力行為が発覚した問題などを受けて2回戦を前に大会を辞退することを発表しました。
【広陵高校・堀正和 校長】
「多大なご迷惑・ご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません」
広陵高校は野球部の複数の部員による暴力行為をめぐり、日本高校野球連盟から「厳重注意」を受けていたと公表しました。
さらに学校側は、別の事案として野球部の元部員から、監督やコーチ、一部の部員によって過去に暴力や暴言を受けたという内容の申告があったと明らかにしています。
こうした事態を重く受け止め広陵高校の堀正和校長が会見し、2回戦を前に大会の辞退を10日、申し入れ、本部から了承されたことを発表しました。
別事案の申告については新たな事実確認はなく第三者委員会を設置し調査を進めていますが、高校では指導体制の抜本的な見直しを図るとしています。
大会本部によりますと不適切事案によって大会中に出場校が辞退したのは夏の甲子園では今回が初めてということです。