【異例】警視総監が冤罪事件で会見し「深くお詫びを申し上げます」謝罪「公安部全体の捜査指揮系統の機能不全が最大の反省事項」大川原化工機事件

機械メーカー「大川原化工機」の冤罪事件をめぐり、警視庁の迫田裕治警視総監が記者会見を開き、「深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

迫田総監は冒頭、「逮捕された3人の方々捜査対象となった噴霧乾燥機の製造販売会社の関係者の方々に多大なご心労、ご負担をおかけしたことにつきまして、改めて深くお詫びを申し上げます。また、亡くなられた会社の顧問の方及び、そのご遺族の方々には心から哀悼の意を表します」と述べ、深く頭を下げて謝罪しました。

また、迫田総監は会見の中で、「捜査上の問題点を総括すると、公安部全体の捜査指揮系統の機能不全が最大の反省事項だった」としました。

そのうえで、「今回のような事案を二度と起こさないよう公安部全体の捜査指揮能力の向上に努める」と述べ、再発防止対策を徹底することを誓いました。

警視総監が個別の事案で会見を開くのは極めて異例で、2007年に立川署の警察官が知人女性を拳銃で射殺したあとに自殺した事件で当時の矢代隆義総監が記者会見を行って以来です。


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