特殊詐欺で70代女性が1370万円の被害 「口座は危ない」とネットバンクに送金させパスワードなど聞き出す 【福井】

2025年4月から5月にかけて、小浜市に住む70代女性が約1300万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあっていたことが分かりました。
 
小浜警察署によりますと、2025年4月14日、小浜市に住む70代女性の自宅の固定電話に警察官を名乗る男から「あなたの口座に、詐欺の被害金である1億7000円が振り込まれている。警察で口座を捜査するので、持っている全ての口座と預金残高を教えて欲しい」と電話がありました。さらに携帯電話やSNSを通して「ネットバンクにお金を移した方がいい」と指示され、そのやり取りの中で、ネットバンクのIDとパスワードを聞き出されたということです。
  
その後、検察官を名乗る男から「お金を移す準備ができたから、口座に入っているお金と自宅にあるお金のすべてを振り込んで欲しい」と連絡を受けた女性が、自身が持つネットバンクの口座へ複数回にわたって送金。合計1368万5609円をだまし取られました。
    
定期的に来ていた連絡が途絶えたことから不審に思った女性が警察に相談し、被害が発覚しました。
   
警察が、女性のネットバンクから金が引き出された経緯などについて捜査を進めています。

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