福岡県久留米市で7月、制限速度を大幅に超えるスピードで車を運転し、追突した軽乗用車の3人に大けがをさせて疑いで逮捕された男について、検察は精神状態などを詳しく調べるため約2カ月間、鑑定留置することを決めました。
逮捕された住所不定、無職の野田隆徳容疑者(46)は7月5日夜、久留米市津福本町の国道で制限速度を大幅に超えるスピードで普通乗用車を運転して軽乗用車に追突し、50代の夫婦と孫にあたる10歳の小学生の男の子に大けがをさせた危険運転致傷の疑いが持たれています。
事故後の調べに対し、野田容疑者は「かなりスピードを出して事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めていました。
これまでの調べで当時、野田容疑者は時速100キロを超える猛スピードで運転していたとみられていて、検察は野田容疑者の精神状態などをさらに詳しく調べるため、8月1日から10月6日までの約2カ月間、鑑定留置することを決めました。
追突された軽乗用車に乗っていた3人は意識不明となり、その後、意識を取り戻しましたが依然として重体だということです。