熱中症の疑いで6月16日から7月末までに東京23区で亡くなった人は56人にのぼり、このうちおよそ7割の人がエアコンを使用していなかったことが分かりました。
東京都監察医務院によりますと、東京23区では今年6月から7月末にかけて熱中症の疑いで56人が亡くなりました。
このうち54人は屋内で亡くなっていて、このうちエアコンを使用していなかった人は38人で、全体のおよそ7割に上ることが判明したということです。
また、エアコンをつけていたにも関わらず、亡くなった人も11人いて、故障によって冷却機能が起動していなかったケースなどが確認されています。
東京都監察医務院は、エアコンの使用や水分補給などをしっかり行い、熱中症死亡の予防を呼びかけています。