【偽の裸】“ヌード加工専門ビジネス”に法的な問題は?相次ぐ性的ディープフェイク…SNSに“代行業者”も?弁護士が回答|アベヒル

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【偽の裸】日本で急増する性的ディープフェイクの危険性

性的ディープフェイクの危険が急速に拡大している。最近、学校の卒業アルバムや有名人の顔写真が無断で加工され、SNSに投稿される事例が相次いでいる。特に、鳥取県では8月4日から新たな条例が施行され、児童を対象とした性的ディープフェイクの作成や提供に対して厳しい罰則が科されることになった。この条例は、実在する青少年の画像を加工した場合、自動ポルノとして規定され、違反者には最大50万円の罰金が科される。

弁護士によると、現在、日本には性的ディープフェイクを生成すること自体を規制する法律は存在しない。しかし、他人の画像を無断で加工することは著作権や名誉毀損の観点から問題がある。特に、未成年者の画像を使用した場合、厳しい法的責任が伴う可能性が高い。SNSや匿名掲示板では、こうした加工を請け負う業者も存在し、ユーザーは高額な料金を支払っている実態が明らかになっている。

さらに、イギリスのスタビリティAIなどの企業は、露骨な性的コンテンツを禁止する方針を打ち出しているが、依然として多くの業者は法の隙間をついてビジネスを展開している。弁護士は、今後の対策として法整備、技術の向上、そして教育の重要性を強調している。特に、子供たちを守るためには、迅速な法整備が不可欠であると警告している。

この問題は、個人の尊厳を脅かす深刻な危機であり、社会全体での取り組みが求められている。今後、さらなる被害が拡大する前に、迅速な対応が必要だ。

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