津波警報は津波注意報に変わりましたが、一夜明けた7月31日もJRが運転を見合わせるなど影響は続いています。
7月30日、道内最大の80センチの津波を観測した北海道根室市。
避難所の市役所では4人が一夜を明かしました。
「スーパー夜に行ったらお弁当が一つもなかったり、全部売り切れてしまってなかった。市役所の人が弁当を配ってくださったのでなんとか夕食を食べることができた」(避難した東京からの観光客)
7月30日、津波の影響で延期になった北方領土の元島民による洋上慰霊は中止に。
代わりに市内の会館で慰霊式を執り行いました。
JRは機材繰りなどの影響で、根室線の釧路ー新得間など9区間で始発から運転を見合わせています。
函館、釧路行きなどの特急30本を含む171本が運休となり、札幌駅の改札口では駅員に状況を問い合わせる人がいました。
函館駅では運転再開を見越して、新しい切符を買い求める人の長い列ができました。
津波の影響で苫小牧西港に入れず沖に停泊していたフェリー4隻が臨時入港。
苫小牧海保によりますと、体調を考慮し乗客678人と自家用車だけ降ろしました。
「正直、本当に戻れるか心配で怖かった」(乗船客)
津波注意報が続いているため、フェリーはあらためて港の外に待避しました。