控訴審でも無罪主張 少女誘拐・性的暴行の罪に問われた米兵

2023年12月、16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し、性的暴行をしたとして懲役5年の判決を受けたアメリカ兵の男の控訴審が30日に行われ、男は改めて無罪を主張しました。

この裁判はアメリカ空軍嘉手納基地所属の男性兵士(26)が2023年沖縄県本島中部の公園で16歳未満の少女をわいせつ目的で車に乗せて自宅に連れ込み性的暴行をした不同意性交等などの罪に問われているものです。

一審で被告は「少女からは18歳と伝えられた」「同意はあった」などとして無罪を主張していましたが、2024年12月、那覇地裁は少女の証言が全体的に信用できるとして懲役5年の判決を言い渡しました。

30日、福岡高裁那覇支部で開かれた控訴審の初公判で弁護側は少女が一部真実と反する証言をしているなどと主張し、一審の判決は事実を誤認したものだとして改めて被告人の無罪を主張しました。

一方、検察側は一審の判決は合理的で事実誤認は無いとして控訴の棄却を求めています。裁判では弁護側が求めた被告人質問を三浦隆志裁判長が却下し、即日結審しました。判決は9月10日に言い渡される予定です。

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