窃盗の罪に問われているフィリピンを拠点にした犯罪グループ「JPドラゴン」幹部の男に懲役3年6カ月の実刑判決が言い渡された。

「JPドラゴン」幹部の小山智広被告(51)は2019年、フィリピンから警察職員に成り済まして東京都内に住む50代の女性に特殊詐欺の電話をかけ、女性からキャッシュカード8枚を受け取り現金約72万円を盗んだ罪に問われている。

東京地裁は29日の判決で「金額は高額とは言えないが、組織的・職業的に行っていた犯行の一環で、非常に悪質」と指摘した上で、「リーダーとしてかけ子を管理し、組織全体が効率的に犯罪を遂行できるようにしていた」として、小山被告に懲役3年6カ月を言い渡した。
(「Live News α」7月29日放送分より)