子どもたちにわかりやすい性教育を目指した大学生の活動です。「性犯罪の被害から子どもたちを守りたい」と、大学生が保育園で紙芝居を披露しました。
熊本市南区の旭保育園を訪れたのは、県警の犯罪被害者支援室が2022年度から運用している大学生ボランティア『くすの輪』のメンバー2人。先輩メンバーが手作りした紙芝居を披露しました。
【中原 理菜 キャスター】
「保育園児への性教育が始まりました。どんな内容の紙芝居なのでしょう」
【『くすの輪』のメンバー 熊本大学4年 中村 莉子 さん】
「突然ズボンを下ろされてゆうくんはびっくり!」
登場人物は園児2人。「遊んで」と素直に言えず友達のズボンを下ろした子どもに先生が『プライベートパーツ』の大切さついて説明する内容です。
【『くすの輪』のメンバー 熊本大学4年 中村 莉子 さん】
「(保育園での)お着替えのときも脱がないところはみんなの体の大切なところで、他の人に見せたり、触らせたりしてはいけないところなんだよ」
下腹部や胸などの『プライベートパーツ』を守ることの大切さが、子どもたちに伝わったようです。
(質問)「もし大人から『プライベートパーツを見せて、触らせて』と言われたらどうしますか?」
【年長の園児】
「やめて、いやだ~!」
【『くすの輪』のメンバー 熊本大学4年 中村 莉子 さん】
「小学校で子どもの体を触ったり盗撮したりというニュースを見て、(性犯罪を知らない子どもが)被害に遭うことが紙芝居を通してなくなればという思い」
『くすの輪』は8月も二つの園で紙芝居を行う予定だということです。