「鍵が開かない」ベトナム人技能実習生“玄関を施錠して犯行” 伊万里強盗殺人 【佐賀県】

伊万里市の住宅で親子2人が切りつけられ、ベトナム国籍の技能実習生が逮捕された事件。当時、男が玄関の鍵を閉めて犯行に及んでいたことが新たに分かりました。

【近隣住民】
「あれ誰って言ったらみんなが見てそしたらバーっと逃げたけんね。そがん言いよる間に。本当によう似とるなって下に何人かおるやろ、そいけん日本人やなかて言うた警察にも」

強盗殺人などの疑いで逮捕された技能実習生でベトナム国籍のダム・ズイ・カン容疑者24歳。
カン容疑者は7月26日、伊万里市東山代町の住宅に侵入し、椋本舞子さん40歳をナイフで脅し現金1万1000円を奪ったうえ、首や腹などを切り付け殺害した疑いが持たれています。
事件当時、一緒にいた70代の母親も首などを切られましたが、玄関とは別の出入り口から逃げ近くの住民に助けを求めました。

母親を保護した男性は逃げるカン容疑者を目撃。
娘の舞子さんが残っていたため、母親から「家の様子を見てほしい」と頼まれたといいます。

【近隣に住む男性】
「(母親が)ブルブル震えて私が代わりに死んだ方がよかったと言って話ばしたて言いよったけんが、それからドアば見てきてて言われたけんドアば見に行ったら閉まっとったっちゃん」

男性は舞子さんの様子を見に行こうと家に向かいましたが、開いているはずの玄関の鍵が閉まっていました。

【近隣に住む男性】
「ガンガンして(玄関のドアを)開けたけど開からんやったもん。そいけんおかんに鍵の閉まっとるよって言うたらいや、うちは閉めとらん、開いとるはずって言われたけん」

カン容疑者は現金を奪い、舞子さんを殺害。
その際、自ら玄関の鍵を閉めたとみられています。
室内には荒らされた形跡も確認されています。

調べに対しカン容疑者は「何も話したくありません」と供述しています。

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