園バス5歳児死熱中症死から4年 遺族「大切な命ををこのような事故で二度となくさないでほしい」 福岡・中間市

福岡県中間市の保育園で送迎バスに園児が取り残され、熱中症で死亡した事件から7月29日で4年となり、遺族が再発防止を強く訴えました。

亡くなった男の子が通っていた中間市の双葉保育園では、現場となった駐車場に設けられている献花台に、29日朝、幼い命を悼んで祈りを捧げる人の姿が見られました。

◆献花に訪れた人
「冬生くんのことを風化させたくないし、二度とこういう事故があって欲しくない」

4年前の7月29日、当時5歳だった倉掛冬生ちゃんが炎天下の中、送迎バスに約9時間に渡って取り残され、熱中症で死亡しました。

その後、基本的な注意義務を怠ったとして当時の園長らに有罪判決が言い渡されたほか、2023年4月からは国が全国の通園バスに置き去り、防止装置を設置することを義務化しています。

29日朝、献花台を訪れた冬生ちゃんの祖母は、「本人や遺族の苦しさを想像してみてほしい。大切な命をこのような事故で二度となくさないで欲しい」と話し、再発防止を強く訴えました。

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