福岡市で26日、2階建て住宅1棟が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった火事は、コンセントとプラグの間で火花が散るトラッキング現象が原因とみられることがわかりました。
26日午後5時10分ごろ、福岡市博多区月隈の2階建て住宅から火が出て、約60平方メートルを全焼し、火は約1時間40分後に消し止められました。
焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかったほか、70代の男性1人が病院に運ばれました。
警察によりますとその後の調べで、火事はコンセントとプラグの間で火花が散るトラッキング現象が原因とみられることがわかりました。
また火事の後、男性の妻と連絡が取れていないということで、警察は遺体の身元の確認を急いでいます。
トラッキング現象はコンセントとプラグの間にたまったちりやほこりに湿気が加わって電気の通り道ができて発火するもので、消防などはコンセント周りや家具の裏など、ほこりが溜まりやすい場所を定期的に掃除することなどを呼びかけています。