ファンに刺された女性に東京都などが「見舞金支払い」和解成立…一方、受刑者の男に7600万円賠償命令 東京地裁

東京・小金井市で9年前、音楽活動中にファンの男に襲われた女性が事件の対応を巡り、東京都などを訴えていた裁判で、28日に和解が成立しました。

この事件は冨田真由さんが2016年5月、小金井市で音楽活動を行っていた際にファンの岩崎友宏受刑者(36)に刃物で刺され一時意識不明の重体となったものです。

冨田さんは事件前、ストーカー被害の相談をしたにも関わらず警視庁が対応を怠ったとして都などに賠償を求めていましたが、23日、都などが見舞金を支払うことで和解が成立しました。

一方、岩崎受刑者に対して東京地裁は約7600万円の賠償を命じました。

裁判後、冨田さんらは会見を開き「つらい苦しいという言葉が当てはまる日の多い9年だった」と話しました。


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