北海道の夕張市で、農作業中の男性が小熊2頭を発見し、緊急通報が行われた。目撃は7月24日午後5時40分、男性は約15メートルの距離から、体長約70センチの小熊が木に登っているのを確認した。警察は即座にパトロールを強化し、周辺地域の警戒を強めている。
この小熊たちは、母熊の警戒心から木に登っている可能性が高いとされ、近くに母熊がいる場合、人間に対する攻撃のリスクが増大する。目撃者は、熊が単独で行動することは考えにくく、周囲に他の熊がいる可能性もあると警告している。
農作物の被害は報告されていないものの、地域住民は不安を募らせている。熊が人里に降りてくる背景には、自然環境の変化や餌不足が影響していると考えられ、観光客の安全にも影響を及ぼす恐れがある。地元の人々は、熊の数が増加していることを懸念し、早急な対策が求められている。
「このままでは観光客が減る」との声も上がっており、北海道の自然と人間の共存が揺らいでいる現状が浮き彫りになっている。熊の行動範囲が農家の土地に侵入している場合、早急な駆除が必要だとの意見も多い。今後の動向に注目が集まる。