怒りをにじませた外国人男性が、黒いシャツの男性を羽交い締め。
東京・渋谷のセンター街で起きたリュックサックの窃盗被害。
多くの人が行き交う中、一体、何が起きたのでしょうか。
窃盗の被害に遭ったのは、7年前から日本でカメラマンとして活動するアメリカ出身のギレルモさん。
当日も渋谷で撮影の仕事をしていました。
被害に遭ったギレルモさん:
リュックをここに置いて撮影をしていた。気づいたらリュックがなくなっていた。
大事なリュックがなくなり焦ったというギレルモさん。
そんな中、頼みの綱となったのはリュックサックにつけていたAirTagでした。
位置情報を追跡し、リュックは約30メートル離れた場所にあると判明。
そこでギレルモさんが目にしたのは衝撃の光景でした。
被害に遭ったギレルモさん:
彼は僕の荷物を全部自分のバッグに移していた。白いバッグだった。
何と、ギレルモさんのリュックをあさる男性と遭遇。
しかし、男性の驚くべき行動はこれで終わりませんでした。
ギレルモさんの財布などを手にしたまま暴れる男性。
ギレルモさんによると、この男性はさらに600万円ほどするという高価なシネマカメラを奪おうとしたといいます。
もみ合いになり、何とかカメラは取られずに済んだものの、男性は高級サングラスと現金10万円ほどが入った財布を奪って再び逃走したといいます。
取り押さえる場面を目撃したという日本人男性は、ただならぬ雰囲気を感じたと話します。
目撃した戸梶翔太さん:
これは結構やばいやつかもしれないと思った。日本を嫌いになってほしくないから早く解決してほしい。
被害に遭ったギレルモさんは「僕は日本に住めることに幸せを感じていた。こんなことが日本で起きて本当に残念」と話しました。
警視庁は被害届を受理し、捜査を続けています。