赤磐市立中央図書館で、市民などから寄贈された本、約1400冊がなくなっていたことがわかりました。盗難の可能性もあることから、市では警察に被害届を出しました。
赤磐市によりますと、なくなっていたのは2025年4月以降に寄贈された本、約1400冊(時価2万8000円相当)です。6月4日に図書館の職員が気づいたもので、館内を探したものの見つからなかったということです。
本は折り畳み式のプラスチック製のコンテナに入れられ、一般の人が入れない閉架書庫に置かれていたということです。新書や文庫、ハードカバーのものなど7箱分あったということです。
赤磐市では盗難の可能性もあることから、警察に相談し、7月23日に被害届を提出しました。
赤磐市立中央図書館では2024年9月には金庫で保管していた8万5800円分の切手がなくなり、盗難の可能性があるとして警察に被害届を出していて、施設の管理体制を見直していました。市では抑止効果のため、図書館への防犯カメラのさらなる増設を検討したいとしています。
【赤磐市・前田正之市長のコメント】
「物品の管理体制において市政への信頼を失墜させる事態となり、深くお詫び申し上げます。再発防止と信頼回復に努めるとともに、警察の捜査に全面的に協力してまいります」