自民党内での緊迫した状況が浮き彫りになっています。石破茂首相が、党内の重鎮である麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前総理と会談を行い、続投への強い意欲を示しました。この会談は、参議院選挙での敗北を受けて、党内から石破首相に辞任を求める声が上がる中で行われました。
石破首相は、会談後の取材において「進退の話は一切出ていない」と強調し、報道に対しても否定的な姿勢を示しました。「党の分裂は決してあってはならない」との発言もあり、党の結束を保つ意向を明言しました。さらに、日米間の関税交渉の合意を受けて、国民生活を守るために全力を尽くすことを誓いました。
関係者によると、石破首相は25日金曜日に与党会談を開催し、日米関係についての説明を行う予定で、調整が進められています。自民党内の動向が注目される中、石破首相のリーダーシップが試される局面を迎えています。党の未来を左右する重要な局面が迫っていることは間違いありません。国民の目が、今後の展開に向けられています。