急増する“フィンフルエンサー詐欺”が日本を揺るがしています。30代の女性がSNSを通じて700万円もの被害に遭ったと訴えています。この詐欺は、金融情報を発信するフィンフルエンサーと名乗る者たちによって引き起こされ、急騰銘柄の情報を提供するとして投資家を欺いています。
被害者は、今年3月に「急騰銘柄教えます」という広告をクリックし、LINEへ誘導されました。そこで名乗り出たのは、アメリカの大手資産運用会社で取締役執行アシスタントを自称する山口という人物。このグループには80人以上が参加し、特典として90日連続参加で50gの金の延べ棒が贈られるという魅力的な内容が提示されました。
女性は、最初の1ヶ月で300万円を入金しましたが、配当金は得られず、最終的には700万円に膨れ上がる被害を受けました。清水という名の「先生」との連絡も途絶え、彼女は深い落胆に襲われています。詐欺の手口は巧妙で、金融商品取引者としての登録番号がない場合は偽広告と疑うべきだと専門家は警告しています。
このような詐欺が急増している中、投資家はより一層の警戒が求められています。フィンフルエンサーによる詐欺の実態が明らかになる中、被害者の声が響き渡り、今後の対策が急務となっています。