東京・東村山市で、バイク店のオーナーが突然姿を消し、数十人の被害者が怒りの声を上げています。先月下旬から行方不明となったオーナーに対し、警察には100件近い相談が寄せられ、被害総額は約3200万円に達しています。被害者の多くは新車購入者で、納車が行われないまま、連絡も取れない状態が続いています。
取材に応じた被害者の一人は、昨年12月に90万円のバイクを現金で購入したものの、約束の納車日を過ぎても一切の連絡がないと語りました。さらに、修理を依頼したバイクが戻らないケースも相次いでおり、被害者たちは不安と怒りを募らせています。オーナーの自宅を訪ねた報道陣は、近隣住民から「先週から姿を見ていない」との証言を得ました。
この事件は、バイク店が販売や修理の意思を持たずに料金を受け取っていた場合、詐欺に該当する可能性があると専門家は指摘しています。被害者たちは、オーナーの行方を追い、法的手続きを進める意向を示しています。バイク愛好者たちが信頼していたこの店のオーナーが、なぜ姿を消したのか、真相は依然として闇の中です。今後の展開に注目が集まります。