社民党の福島瑞穂党首が、2025年の参院選に向けた「ラストサンデー」と銘打った街頭演説を行い、現政権の政策に対する厳しい批判を展開しました。福島氏は、物価高や実質賃金の低下、年金の減少など、国民の生活が厳しくなっている現状を訴え、「あなたの生きづらさはあなたの責任ではない。政治の結果だ」と強調しました。
演説では、消費税の見直しや最低賃金の引き上げ、保険料の半額化を提案し、特に大企業に対して負担を求める姿勢を示しました。「大企業は600兆円以上の内部留保を抱えている。彼らに応分の負担を求めよう」と訴え、国民の生活を支えるための政治を目指す意志を表明しました。
また、福島氏は軍事予算の増加に対しても強く反発し、「ミサイルよりも米、ミサイルよりも暮らし、ミサイルよりも平和を」と訴え、教育や農業への予算配分の不均衡を指摘しました。特に、農業再生のための政策を提案し、食料自給率を高める必要性を強調しました。
最後に、福島氏は「社民党を残してください」と訴え、参院選に向けた支援を呼びかけました。「あなたの力を貸してください。戦争ではなく平和を、差別ではなく共生の社会を」と、未来への希望を込めたメッセージで演説を締めくくりました。福島氏の言葉は、今後の選挙戦に向けた重要な一歩となるでしょう。