福島市の先達山太陽光発電所で、メガソーラー施設の反射光が周辺住民に深刻な懸念を引き起こしています。この施設は今月末に完成を控え、約9万6000枚の太陽光パネルが設置されていますが、その反射光が交通事故の危険を招く恐れがあるとして、住民からの対応要請が相次いでいます。
問題は昨年9月に発覚。ドライバーが反射光による視界不良を指摘し、県が管理会社に改善を求めたものの、10ヶ月以上経過しても状況は改善されていません。住民からは「眩しすぎて前が見えない」「事故が起きてからでは遅い」といった声がSNS上でも多く寄せられています。
先週火曜日には、住民と管理運営会社との間で対話会が開催され、住民からは早急な対応を求める強い意見が相次ぎました。「このままでは子供たちが危険にさらされる」との切実な訴えも。管理会社は「協議中であり、発表できる段階になったらお話しします」との姿勢を示しましたが、具体的な改善策は未だ示されていません。
メガソーラー施設の完成が迫る中、住民の不安は高まる一方です。この問題が解決されなければ、地域の安全が脅かされる危険性があることを、関係者は真剣に受け止める必要があります。