兵庫県三田市の主食用米を「まずい」と発言した新潟県上越市の中川幹太市長が、波紋を呼んでいる。発言は今月1日に行われた式典でのもので、2日後には専門学校での講演でも同様の発言を繰り返した。これに対し、三田市の田村克也市長が抗議状を送り、謝罪を求める事態に発展した。
中川市長は、かつて住んでいた三田市の米が「おいしくない」と発言したことについて、公式に謝罪する意向を示しているが、その言葉は市民の怒りを鎮めるには不十分なようだ。田村市長は「故郷を侮辱するものであり、非常に残念」と強い不満を表明しており、公式な謝罪を求めている。
中川市長は過去にも不適切な発言が多く、昨年には高卒レベルの人々に対する差別的なコメントをしたこともある。市民からは「上に立つ者として、発言にはもっと配慮してほしい」との声が上がっており、信頼回復が急務となっている。
中川市長は明日、正式な謝罪会見を開く予定で、発言の経緯についても説明する意向を示している。しかし、今回の騒動が市民の心にどれほどの傷を残すのか、今後の展開が注目される。