元タレントの中井正浩さんとのトラブルを巡り、週刊文春が報じた内容に関する訂正が大きな波紋を呼んでいます。この問題は、文春が初めて報じた12月26日発売の特大号に端を発し、被害女性が中井氏を含む大人数での食事に誘われた経緯が記されています。しかし、文春はその後、記事内容を修正し、当初の「A子」から誘われたという記述を「中井氏」から誘われたと訂正しました。
この訂正の背景には、橋下徹氏の指摘があったとされます。橋下氏は、自身のインタビューを通じて、文春が大きな前提事実の変更を受けてしっかりと謝罪しなければならないと強調しました。文春は、被害女性の証言に基づき、A氏が関与しているという事実は変わらないと述べていますが、フジテレビ側は当該社員が一切関与していないと一貫して主張しています。
フジテレビは、12日の午後4時から行った会見で、今回の報道に対する立場を再確認し、今後は第三者委員会による調査を行うと発表しました。橋下氏は、文春の訂正がフジテレビの会見の前に行われるべきだったと指摘し、メディアの責任についても言及しました。また、記事の訂正が有料の電子版でのみ行われたことについても疑問視し、文春がもっと早くかつ公に訂正するべきだったと述べています。
このトラブルを受け、メディアの報道倫理や責任が改めて問われており、今後の展開が注視されています。