トカラ列島“群発地震”で島外避難者は59人に「昼夜を問わず揺れる」 気象庁「南海トラフと関係・影響なし」

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トカラ列島での群発地震が続く中、住民の避難が加速しています。鹿児島県豊島村の悪石島からは、59人が島外に避難を余儀なくされ、昼夜を問わず揺れる恐怖にさらされています。気象庁によれば、震度1以上の地震は今日の午後5時までに1607回観測され、悪石島では昨日震度5が2回、今日も震度5弱の揺れが確認されました。避難者の中には、夜も昼も揺れを感じることが多く、精神的なストレスが高まっています。

豊島村が公開した映像には、震度5の地震後に落下した高さ2メートルの落石が映し出されており、島の危険度が増していることが伺えます。また、村のライブカメラには、港周辺で確認された土煙も映し出され、さらなる不安を呼んでいます。

避難を希望する住民は、鹿児島市に到着した46人を含め、合計59人に達しました。しかし、避難が難しい23人の住民は依然として悪石島に残っており、鹿児島県は災害支援ナースを派遣し、彼らの心身のケアに努めています。

気象庁は、南海トラフ地震との関連について否定しており、科学的な観点からは影響がないとしていますが、住民たちの不安は高まる一方です。今回の群発地震は発生から17日目を迎え、地域の安全が脅かされています。状況は依然として深刻で、今後の動向に注目が集まります。

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