北九州市の人気観光スポットである「絶景滑り台」で、9人が相次いで怪我をするという衝撃の事故が発生しました。この滑り台は、日本新三大夜景に選ばれた場所に設置され、外国人観光客にも人気を集めていましたが、4月に起きた事故が明らかになりました。
事故の発端は、台湾から訪れた女性観光客が滑り台から着地した際に右足をひねり、大怪我を負ったことです。この事件を受け、市は滑り台の使用を即時停止しました。しかし、その後も怪我をした人々の報告が相次ぎ、70代の男性や小学生に抱えられた2歳の幼児も負傷したことが確認されました。さらに、最近では60代の男性や50代の女性が骨折するなど、被害者は増加の一途をたどっています。
市民からは「安全対策が必要だ」との声が上がっており、滑り台の利用に関する明確な表示を求める意見が寄せられています。市は、滑り台が日本公園施設会の基準を満たしていると主張する一方で、事故の頻発に対する対策を急いで検討しています。
竹内市長は、大人の利用も問題ないとしつつ、今後はサポーターの配置を検討する意向を示しました。利用者が安全に楽しめるよう、注意喚起を徹底する方針です。北九州市の美しい夜景を楽しむための滑り台が、今や危険なアトラクションとなってしまったことは、観光業にとって大きな打撃となるでしょう。市は一刻も早く、適切な対策を講じる必要があります。