「刺激がないよう…」トラブル発覚から約1年半 フジテレビが中居正広さんの起用を継続した理由【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

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フジテレビは、昨年6月に発覚した中居正広さんに関するトラブルを知りながらも、約1年半にわたり彼の起用を続けていた理由についての会見を行いました。記者437人が集まった異例の規模で、会見は午前2時20分まで続きました。港社長が辞任したのはその直後です。

トラブルは、フジテレビの社員が中居さんと女性との関係を把握したことから始まり、社長への報告は約2ヶ月後の2023年8月に行われました。フジテレビは、女性のコンディションを考慮し、中居さんを起用し続ける判断をしたと説明しています。社長は「女性に刺激がないように配慮した」と述べましたが、これには疑問の声も上がっています。

また、会見では、中居さんの起用に関して他のスポーツ番組でもトラブルに無関係な形で新たに起用されたことが報じられ、これが女性にとってどう影響したかという質問も投げかけられました。女性の意向や心理状態についての情報共有が不十分だったことが、フジテレビ内での判断に影響を及ぼした可能性があります。

週刊文春による報道では、当初の情報が誤って伝わっていたことも明らかになり、SNS上での憶測が飛び交う事態を招きました。専門家は、取材の誤りが大きな影響を及ぼしたと指摘し、情報の取り扱いについての注意が必要であると警鐘を鳴らしています。

今後、第三者委員会が調査を進める中、フジテレビのコンプライアンス体制や、女性の意向を尊重した判断がどのように行われていたのかが問われることになるでしょう。

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