
瑞原明奈
涼し気な美貌に騙されてはいけない。打っている麻雀の内容は“ゴリラ”そのものだ。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2025」予選1stステージM卓が6月23日に行われた。第1試合では瑞原明奈(U-NEXT Pirates・最高位戦)が東2局にド派手な倍満ツモ。ファンの胸を躍らせた。
【映像】まさに“ゴリラ”瑞原明奈、細くても剛腕な倍満ツモ
瑞原はMリーグのレギュラーシーズンで4年連続3ケタプラスを記録している実力者。かわいらしいルックスに、卓を離れた時の身振り手振りの大きさや大きなリアクションが、ファンからの支持を得ている。
チームメイトからいろいろなものを吸収し年々レベルアップする瑞原だが、当初はデータに裏打ちされた理論的な雀風だったものの、徐々に自分の“色”を出す形となり、いつしか呼ばれ始めたのが攻撃的な「ゴリラ麻雀」だ。積極的に前に出て、さらに持って生まれた強運も重なり、高打点を量産している。
東2局、2万4300点持ちの2着目だった瑞原の配牌は、ピンズで面子が1つ。ピンズが伸びれば一気通貫も見えるような牌姿だった。ところがここからツモは縦に縦にと伸びていった。オタ風の南を対子、8索を暗刻、さらに11巡目に9筒も暗刻にすると、12巡目に4索・南のシャンポン待ちでツモリ三暗刻のリーチを打った。
2巡、ツモ切りを繰り返した後の14巡目、瑞原の指先に伝わった感触は4索だった。リーチ・ツモ・三暗刻・ドラ2の時点で跳満だったが、なんとツモった4索が裏ドラとなって3翻の上乗せに成功。9翻の倍満にまで昇格した。これぞゴリラばりの剛腕麻雀という展開に、ファンからは「これは強いと言わざるを得ない」「当たり前のような倍満」「心の中でドラミングしてます」「ゴリラの加護強すぎる」と思い思いのコメントが飛び交っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部