フジテレビは、元タレント中井正弘さんと女性とのトラブルに関連して、同社の藤野み高一社長の退任案を27日の臨時取締役会で検討することが明らかになりました。この問題は、フジテレビ社員の関与が報じられたことから発生し、経営陣の責任についても議論が予想されています。
藤野社長は、記者会見において自身の身体について言及すると見られています。この会見には、富士メディアホールディングスの県人会長や、フジテレビの遠藤龍之助副会長、金光オ社長も出席する予定です。臨時取締役会は午後4時から行われ、参加メディアに制限はなく、映像撮影も可能なオープン形式で実施される見込みです。しかし、被害女性のプライバシー保護のため、生中継は控え、10分遅れの時間差で放送されるとのことです。
一方で、退任案が実行された場合でも、問題は根本的には解決しないとの指摘が多く見られます。ある関係者は、「社長だけの問題ではなく、経営陣全体の責任が問われるべきだ」と述べ、社風の改善が必要であると強調しています。特に、関与があった社員の処遇についても、厳しい意見が寄せられています。
フジテレビは、これまでの経営体制の見直しを迫られていますが、改革が実行されない限り、根本的な変化は期待できないとの厳しい声も上がっています。今後の臨時取締役会と記者会見が、どのような方向性を示すのか注目が集まっています。