スカッとする話 友達と新幹線のグリーン車に乗った 男の子「疲れたー 座りたいー」母親「子供がいるのよ 席譲って!」とアピール その時友達がとった行動がGJ!だった

春の陽射しが心地よいある日、短大を卒業したばかりの私と友人は、大阪への卒業旅行を計画しました。新たなスタートを切る前に、思い出を作りたいと心は弾み、たこ焼きやお好み焼きなどの食べ物に夢中になりながらも、初めての旅行を存分に楽しもうと意気込んでいました。

新幹線のホームに到着すると、私たちの乗るグリーン車はすでに満席。友人が指定席を取ってくれたことに感謝しながら、私たちは車両に乗り込みました。旅が始まると、周囲には若い金髪の母親とその子供が見えました。母親は空いている席がないことに不安を感じ、子供は足が痛いと駄々をこね始めます。母親は周囲に「子供がいるのよ」と席を譲るよう訴える姿勢を見せましたが、周りの乗客たちはその言葉に冷たく反応しました。

その時、友人は勇気を振り絞って子供に声をかけました。「僕の膝の上に座ってもいいよ。」子供は嬉しそうに友人の膝の上にちょこんと座り、一緒に遊び始めました。しかし、母親はその様子を見て不満を抱き、「席を譲りなさい」と理不尽な要求を続けました。

友人は毅然とした態度で母親に反論しました。「指定席はお金を出して買うものですよね。人の物を取ろうとするのは恥ずかしいことです。」この瞬間、周囲の乗客から拍手が起こり、母親は言葉を失いました。驚くことに、子供も母親に向かって「人の物を取っちゃいけない」と言い出しました。

その後、友人は母親に対し、子供に対して責任を持つように言い、周囲からも温かい拍手が送られました。最終的に、私たちは無事に大阪に到着し、子供は元気な声で感謝の言葉を残しました。母親は少し恥ずかしそうにしていましたが、その後は何も言えずに去っていきました。

この出来事を通じて、私は友人の強い正義感に感動し、自分も彼女のように言うべき時に声を上げられる人になりたいと感じました。卒業旅行から数ヶ月後、社会人として新幹線のホームを歩いていると、再びあの親子を見かけました。今度はちゃんと指定席を購入して座っていました。

この経験は、私たちにとってただの旅行ではなく、人生の教訓を与えてくれました。時には勇気を持って声を上げることが必要だということ、そして人に対する思いやりが大切であるということを学びました。社会人として新たな一歩を踏み出す私にとって、この思い出は一生の宝物となるでしょう。

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