ロサンゼルス・ドジャースが新たにセーブ王ハービー・ゲイツ投手との契約合意を発表しました。この補強は、2024年シーズンに向けての戦力強化を示すものとなっています。ドジャースは「悪の帝国」とも称されるほど、積極的な補強を続けており、ゲイツ投手の加入はその一環です。
ゲイツ投手は2014年にメジャーデビューを果たし、特に2019年にはパドレスで60試合に登板し、41セーブ、防御率1.19を記録しました。2022年にはトミー・ジョン手術から復帰し、2023年シーズンにはレンジャーズで61試合に登板し、7勝2敗、33セーブを挙げました。今シーズン38歳を迎える彼は、ドジャースのブルペンにとって貴重な存在となるでしょう。
ドジャースは、ゲイツ投手を獲得した理由として、開幕を欠場する可能性があるマルコ・ポペ投手の影響を挙げています。ポペ投手は強力なストレートとスライダーを持つ守護神候補ですが、前腕の怪我により開幕から1ヶ月程度の欠場が予想されています。これにより、即戦力の右腕リリーバーを必要としていたドジャースは、ゲイツ投手に目をつけたのです。
また、ドジャースは他にも先発投手やリリーバーの補強を続けており、特に日本のプロ野球からポスティングで注目を浴びている佐々木朗希選手との契約も話題となっています。ドジャースの補強戦略は年々強化されており、今後のシーズンにおいてどのような戦力が形成されるのか、ファンからの期待が高まります。
さらに、ドジャースがここまで積極的な補強を行う背景には、豊富な資金力があります。2024年シーズンを終えた時点での総年俸は3億8000万ドルを超える見込みであり、他球団からは「贅沢税を導入すべき」との声も上がっているほどです。こうした財政的余裕を背景に、ドジャースはリーグ内で圧倒的な競争力を保ち続けています。
最後に、ファンとしては大谷翔平選手の投手復帰のタイミングも注目のポイントです。ドジャースが多くの戦力を整えている現在、無理に投手復帰を急がず、まずは打者としての活躍を重視する可能性も考えられます。今後のドジャースの動向から目が離せません。