フジテレビにおけるタレント中居正広さんに関するトラブルが、同局の広告や番組に多大な影響を及ぼしています。報道によれば、50社以上の企業が中居さんとの問題を受けてCMの差し替えを決定しました。さらに、番組「辛抱万歳」の単独スポンサーであるキコマンが、26日以降の放送を見送るようフジテレビに要請したことも明らかになっています。この影響で、26日の放送休止が決定しました。
総務相はこの問題に対し、フジテレビに対して早期の調査を求めました。フジテレビは、社員の関与が報じられた件について「そのような事実はない」と否定し、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を設置すると発表しました。早急な調査が求められる中、神奈川県知事の黒岩氏は、「もっと早く動くべきだった」と指摘しました。
また、NHKは中居さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「中居正オン&オンエア」の放送を終了することを発表しました。中居さん自身も出演を辞退する申し入れを行ったとされています。
他のテレビ局も影響を受けており、テレビ朝日は社内調査を開始しましたが、現在までのところ問題は確認されていないと述べています。テレビ東京は人権方針に基づく調査を検討しており、日本テレビも制作現場における不適切な行為の有無について外部専門家へのヒアリングを行うことを発表しました。
フジテレビの一連の問題は、芸能界とテレビ局の関係性においても今後の調査や対応が注視される事態となっています。企業や視聴者の信頼回復に向けて、各局は適切な行動を取ることが求められています。