タレントの中居正広さんを巡る女性トラブルに関し、フジテレビはその影響で「くいしん坊!万才」の放送を見送るよう要請されました。この問題は、社員の関与が報じられたことから波紋を広げています。中居さんは先週、女性とのトラブルを認めるコメントを発表し、双方の代理人を通じて解決が成立したことも明らかにしました。
問題の発端となったのは、2023年6月の食事会で、社員がその直前にキャンセルしたと報じられたことです。フジテレビの港社長は、トラブルを直後に認識していたものの、女性のプライバシーを尊重し、事案を大きくしない判断を下したと説明しました。社長は、社員の関与はないと強調し、外部の弁護士を中心とした調査委員会を設置することを発表しました。
これにより、多くの企業がフジテレビのCMを差し替える決定を下しました。トヨタ自動車やNTT東日本など、少なくとも28社が既にCMの差し替えを行っています。これらの企業は、報道を受けた判断としており、フジテレビに対して信頼回復を求めています。
村上総務相は、フジテレビに早期の調査を進め、信頼回復に努めるよう要請しました。フジテレビは、調査結果を速やかに公表する意向を示していますが、具体的な調査内容については不透明な部分が残っています。
中居さんのトラブルに関する報道は、エンターテインメント業界全体に影響を及ぼし、企業ガバナンスの問題も浮き彫りにしています。今後の調査結果がどのように影響を及ぼすのか、注目が集まるところです。