中居さん問題の会見後、フジテレビでのCM差し止めが相次いでいる。2025年1月19日、明治安田生命やトヨタ自動車、日本生命などの企業がフジテレビでのCM放送を一時差し止めることを決定した。これは、中居正弘さんと女性とのトラブルに関する一連の報道を受けた対応であり、各社はCMの差し替えを進めている。
問題の発覚後、フジテレビは初めて記者会見を開催したが、撮影は冒頭の5分間のみ許可され、質問も一部の記者クラブに限られた。このため、他のメディアからの要望は却下され、会見の模様はフジテレビ自身が写真で報じる結果となった。それに対し、ドイツの公共放送でプロデューサーを務めるマイ氏は、質問や撮影に対する制限があることは異常であると指摘し、オープンな会見の必要性を訴えた。
会見では、フジテレビの光一社長が中居さんと女性とのトラブルを昨年6月に認識していたと述べ、その後も中居さんが出演する番組が続いたことに疑問が残る。社長は、トラブルに関与した社員はいないと否定したが、女性の代理人は痛みを抱えながらも新たな人生の再スタートを目指しているとコメントした。
さらに、ダルトンインベストメンツという大株主がコーポレートガバナンスの問題を指摘し、外部の専門家による調査委員会の設置を強く求めている。この状況は、フジテレビの信頼回復に向けた重要な要素となるだろう。港社長は、調査を通じて問題の真相を明らかにする必要性を認識しているが、その結果がどのように影響するかは依然として不透明である。