吉行和子さん 死去10日前まで仕事していた 2月には映画撮影など精力的に活動も持病悪化で入院

main-image

 俳優の吉行和子さんが、今月2日に肺炎のため都内の病院で死去していたことが8日、分かった。90歳。所属事務所が発表した。事務所によると、吉行さんは持病が悪化したことで、夏ごろに「一応、入院しておこうか」と、都内の病院に入院。亡くなる10日前まで病室で仕事をしており、突然の体調悪化だったという。最後の仕事は、銀座のタウン誌「銀座百点」内で、親友でもある俳優・冨士眞奈美との往復書簡の原稿だった。

 入院までは体調に大きな不安もなく、今年2月には、来年公開予定の映画「あなたの息子ひき出します!」の撮影にも参加していた。さらに、来年2月公開の「金子文子 何が私をこうさせたか」にも出演。昨年制作されてすでに海外では公開され、日本では未公開の「DIAMONDS IN THE SAND」にも出演するなど、精力的に活動していた。

 最後は病室で、近親者に見守られながら安らかに旅立ったという。葬儀、告別式は近親者のみで営まれ、お別れの会等については現状では未定で、所属事務所は現在、話し合っている最中だとした。