北アルプス白馬岳で長野県佐久市の自営業の61歳女性が下山中に転倒し、大けがをしてヘリコプターで救助されました。
21日午前8時ごろ、本人から「白馬岳から白馬大池に向かう途中、足を滑らせて転倒して、けがをした」と110番に救助要請がありました。
警察によりますと、女性は19日、3人パーティで栂池登山口から北アルプス白馬岳に入山し、21日、下山中に転倒して、けがをしました。
長野県山岳遭難防止常駐隊が出動し、午後3時40分ごろ、長野県消防防災ヘリで女性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。右下腿骨折で重傷です。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。