2023年、福岡県柳川市の専門学校でバーベキューの火を生徒の体に引火させ、死亡させた罪に問われた元職員の男の裁判で、21日、検察は禁錮1年6ヵ月を求刑しました。
業務上過失致死の罪に問われているのは、柳川市にある「ハリウッドワールド美容専門学校」に勤めていた元教員助手の男(25)です。
起訴状によりますと、元教員助手の男は2023年5月、学校のバーベキュー大会で、コンロに消毒用アルコールを注ぎ入れて炎上させ、当時18歳の男子生徒に火を燃え移らせて死亡させたとされています。
21日、福岡地裁で開かれた裁判で、検察は「火が広がる危険性は予見できたものであり、過失は大きい」などとして、禁錮1年6ヵ月を求刑しました。
一方、弁護側は「学校や理事長の責任が大きく、被告の責任は限定的だ」として情状酌量を求めました。
判決は10月2日に言い渡されます。