「クマによる人身被害を最小化する取り組みを」県が関係部局に対策の徹底を確認 9月から出没情報を閲覧できるアプリの運用を開始予定

長野県内でもクマによる被害が発生する中、県は人身被害の防止に向けた対策を関係する部局で徹底するようあらためて確認しました。

新田副知事:
「人身被害を最小化していく取り組みが重要」

県庁で開かれた野生鳥獣被害対策本部の会議。

2025年度の県内のクマの目撃件数は、8月11日までに562件と2024年度より少ないペースで推移しています。一方、6月に大町市でタケノコ採りに入った男性がクマに襲われて死亡するなど、人身被害が8件・13人発生しています。

夏は山のエサが少なくなり、里への出没が増える傾向があります。

会議では生ごみなどクマを引き寄せる物を除去したり、草刈りで見通しを良くして山と人里の緩衝帯を作ったりするなどの対策を徹底するよう確認しました。

県は、9月からクマの出没情報を閲覧できる新しいアプリの運用も始める予定です。