(39)が第4子を極秘出産していたと、「女性セブン」(8月21・28日号)が報じた。宮崎は来年の「豊臣兄弟!」で、2008年にヒロインを務めた「篤姫」以来、実に18年ぶりにNHK大河ドラマに出演する。演じるのは“天下一の美人”と称される“お市の方”役だ。また13年ぶりに民放連続ドラマに出演予定。10月期のテレビ朝日系で、こちらは大泉洋(52)とのダブル主演だ。本格復帰すると思われていたタイミングで第4子の極秘出産が判明したことから、映像関係者の間では驚きが広がっている。女性セブンによれば“産休、育休は取らずに仕事を継続、育児や家事は夫・岡田准一(44)と上手に分担”というから、スケジュールの問題はクリアできるということかもしれない。
そして4人の子供の母となった宮崎について、ベテラン芸能関係者は「女優としてのメリットは少なくない」と口にする。
4人の子育てをしながら女優も続けることで、同性からの好感度がジワジワと上昇、CMオファーを増やすのではないかというのだ。
「ビジネスモデルとしては、3児の母の上戸彩(39)がいいお手本でしょう。3児の母だから成立したキャラクターは、『KUMОN』や『明治Wのスキンケアヨーグルト』CMへの出演を優位にしていますし、子供が3人いても8社のクライアントを抱える上戸の成功例が、宮崎の背中を押したことも想像できます」(芸能関係者)
くしくも宮崎と上戸は、今年後半に40歳を迎える同級生でもあるのだ。
「岡田との再婚後は、いまいち役に恵まれなかった感もある宮崎ですが、4児の母となり、子だくさんというイメージが前面に出たことで、これからは役柄が落ち着く可能性は否定できません。年齢や実生活相応の役が数多く舞い込んでくることで、宮崎もじっくりと腰を落ち着けて役作りに専念できる環境が整うのではないでしょうか」(テレビ関係者)
さらに第4子を出産したメリットは、CMオファーの変化や、子だくさん女優というイメージとは別のところにもあるのでは……と言うのは芸能プロダクション関係者だ。
「宮崎は、夫のある身でありながら、岡田との不倫が11年12月に『週刊文春』に報じられ、その直後に離婚しました。その後、17年に岡田と再婚するわけですが、順序を間違えたことから同性から猛反発を受け、それ以来ずっと芸能活動を続けていく上で重い足かせになっていました。しかし、結婚から8年目にして第4子を出産した今回のニュースは、これまでの事態を好転させるインパクトがありそうです。4児の子育てに奮闘する宮崎の姿に共感する視聴者が増えれば、辛辣な意見も減り、制作側も今後さらにキャスティングしやすくなるのでは……と、関係者はみているようです」
大河ドラマのヒロインを務めた女優が不倫・離婚・第4子を出産するというのは、これまでの芸能人では例を見ない。さまざまな意味で規格破りの生き方は、女性として、女優としての宮崎を今後どう成長させていくのだろうか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)