【戦後80年】「平和はもろいもの」避難民の考える平和と“終戦” ウクライナ侵攻から3年…日本への避難民は1900人超
本日、戦後80年の節目を迎えた日本。しかし、世界では未だに戦争の影が色濃く残る。特にウクライナでは、終わりの見えない戦闘が続いている。ウクライナから日本に避難した1900人以上の人々は、平和の意味をどのように考えているのか?彼らの声に耳を傾けた。
取材を進める中、東京武蔵野市にあるウクライナカフェで、避難者たちが交流を深める様子が見られた。彼らは孤独を感じながらも、イベントを通じて新たな出会いを楽しんでいる。ジュリアさんは「平和はどこからともなく現れるものではない。戦争はいつでも起こり得る」と警鐘を鳴らす。彼女はウクライナでの家族との別れを語り、戦争の恐怖を身近に感じている。
また、ビクトルさんは写真家として活動し、日常の中でのウクライナ人の表情を捉えている。「平和とは誰かに殺される恐れがないこと」と彼は強調する。彼の作品には、戦闘で腕を失った兵士の笑顔も含まれ、戦争の悲惨さと人々の強さが交錯している。
ウクライナの人々は未来を見据えることができない現実に直面し、「平和はもろいもの」との言葉が胸に刺さる。戦後80年の日本の平和は、彼らの苦しみを忘れないための教訓でもある。今日、私たちがこの平和を守るために何ができるのか、深く考える必要がある。ウクライナの声に耳を傾けることこそが、私たちの責任だ。