日本の歴史的な日、終戦の日に、全国戦没者慰霊式が東京の日本武道館で開催されました。第二次世界大戦の終結から80年が経過し、310万人の犠牲者を悼むこの式典には、天皇両陛下や岸田総理大臣、そして多くの遺族が参列しました。最年少の遺族はわずか3歳の片山純夜君、最高齢は98歳の長正昌司さん。この二人の存在が、戦争の悲劇が今もなお私たちの心に深く刻まれていることを象徴しています。
長正さんは、「今でも忘れない」と語り、戦時中の厳しい訓練を思い起こしました。彼の言葉は、80年の時を超えても消えない記憶の重みを伝えています。式典では、戦没者に木刀が捧げられ、天皇陛下が心に響くお言葉を述べる予定です。広島市の平和公園や長崎市の爆心地公園でも、参加者たちが木刀を捧げ、平和への誓いを新たにしました。
全国各地で行われているこの追悼の儀式は、過去の悲劇を忘れないための重要な機会です。戦争で苦しんだ人々の思いを胸に、私たちは今を生き、未来を築いていかなければなりません。今日、私たちの心に平和の願いが新たに息づいています。