北海道・羅臼岳で、熊に襲われたとみられる20代男性の安否が不明のまま、緊急捜索が再開されました。昨日午前、男性は標高550メートル地点で下山中に襲撃を受け、大量出血の末、森林の中に引きずり込まれたとされています。警察とハンターから成る18人の捜索隊が今朝5時過ぎに現地に入り、捜索活動を開始しました。
午前9時40分頃、男性のものと見られる財布とスプレー缶が発見され、緊迫した状況が続いています。この発見は、捜索隊にさらなる手がかりを提供する一方で、男性の生存の可能性に懸念を抱かせています。現在、頂上付近には他の登山者もいるとみられ、捜索隊は急遽、救助方法を検討中です。
捜索が進む中、登山者たちの安全確保も重要な課題となっています。警察は「状況は非常に危険であり、登山者には直ちに下山するよう呼びかけている」と警告しています。熊の出没が報告されているこの地域で、緊急の対応が求められています。
男性の安否確認は依然として不明で、捜索隊は全力での救助を目指しています。この緊迫した状況が一刻も早く解決することを、多くの人々が願っています。