国の史跡・池上曽根遺跡がき損 穴に埋められた大量の樹木 去年6月に発覚も誰が埋めたかわからず

弥生時代の国の史跡・池上曽根遺跡で樹木が大量に埋められ、史跡がき損されたと14日大阪府和泉市教育員会が発表しました。

和泉市教育委員会によると去年6月の大型掘立柱建物の北東エリアの発掘調査で南北18・5メートル、東西28メートルの範囲に樹木が大量に埋められているのが見つかりました。

樹木は、深さ1.5メートルから2メートルほどの穴に埋められていて、史跡の一部がき損されていました。

樹木は近年に伐採されたものとみられ、和泉市教育員会は去年6月に警察に捜査を依頼しましたが誰が樹木を埋めたかわかっていないということです。

和泉市教育委員会は、「史跡のき損が見つかったことは大変遺憾であり、再発防止に努める」とコメントしています。

史跡池上曽根遺跡は、今から約2000年前の弥生時代の環濠集落で1976年に国の史跡に指定されています。

2001年には史跡の一部が整備され史跡公園として開園、現在も和泉市が発掘調査を続けています。

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