大阪関西万博で、帰宅困難者が一時3万人に達し、混乱の中で全員が会場を退出できたのは午前7時前という衝撃の事態が発生しました。昨日午後9時半頃、唯一の鉄道ルートである大阪メトロ中央線で発生した総電線トラブルが原因で、数時間にわたり運転が停止。これにより、万博会場とその周辺に多くの来場者が取り残される事態となりました。
大阪メトロは、復旧に約8時間を要したことを謝罪し、今朝の会見で詳細を説明しました。会場は通常より30分遅れの午前9時半にオープンし、混乱は今朝も続いています。一部のパビリオンは深夜に特別に開放され、来場者の安全を確保するために東ゲートも解放されました。
この事態により、36人が熱中症のような症状で病院に運ばれるなど、影響は深刻です。来場者たちは不安と疲労の中で、混乱した状況を耐え忍びました。大阪メトロは、今回のトラブルがもたらした影響について真摯に受け止め、再発防止に努めるとしています。
万博は多くの人々を魅了するイベントですが、今回のトラブルはその影響を色濃く残す結果となりました。今後の対応に注目が集まります。