能力を見抜く達人・中山秀征が才能を見出した「超有名タレント」とは?

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 8月8日放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ)に、さんとさんが出演。重盛さんは中山さんについて、自身の芸能界の恩人だと表現していました。

 上京間もないころ、重盛さんは、中山さんがMCを担当している『ラジかるッ』(日本テレビ)にレギュラー出演していました。その番組プロデューサーが、アイドル好きでタレントと距離が近く、口癖が「愛してるよ」だったことから、重盛さんは「18歳だし、福岡から出てきたばっかりだから『嫌いだ』と思って、距離を取ってたんですよ。打ち上げにもいかずツンケンしてて」と当時を振り返っていました。

 そんなとき、番組の改変で出演者が半分変わると聞いた重盛さんは、「私、絶対クビになるわ。明らかに他のグラドルさんが好かれてたので。そのときに本当か嘘か、秀さんが『俺は、あのなかだと重盛ちゃんが売れると思う』って言ってくれたみたいで、その一言で(番組に)残れたんです」と感謝していました。

 中山さんは重盛さんのことを「絶対に売れると思ったんですよ。素材が違うんです。『粗削りだけど、この子はすごいことになるよ』」と番組側にプッシュしたことを認めていました。

 筆者は以前、中山さんから『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ)で共演していた安室奈美恵さんのすごさについてもお話を伺っています。

 中山「あの子はものすごい感性が優れていて、歌や踊りは言うまでもないんだけど、しゃべりの間がいいんですよ。しゃべりが流暢なわけではないんだけど、なんか『ぽそっ』と言う一言の間を絶対に外さないんです。

 たとえば一連の流れがあって、『これ俺でオチがくるな』って事前にわかった場合、『俺じゃなくて、安室ちゃんに言ってもらおう』と。それで俺が事前に安室ちゃんにコメントを入れとくんですね。『これがきたら俺がフルから、これ言ってくれる?』って。安室ちゃんも『オッケー』ってなるわけです。

 それで俺が『これに関しては安室だよな』ってフッて、安室ちゃんが一言。そしたらドン!
とウケる。間がいいから見事にバシッと決めてくれて、うまくCMにいけるんです。安室ちゃんは、なにに関しても素晴らしい才能を持ってましたね」

 新人時代の重盛さんや、バラエティ番組に慣れていない安室さんの才能を、いち早く見抜いていた中山さんの能力もすごいですね。

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人、ライター、山下本気うどんプロデューサー、個人投資家、ファイナンシャルプランナーとして活動中。

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