**東京・世田谷区:異例の猛暑で「開かずの踏切」が大混乱、住民から不安の声**
東京・世田谷区で、京王線名台前駅近くの踏切が異例の猛暑により、長時間閉鎖され、通勤ラッシュの混雑を引き起こしています。午前8時を過ぎ、通勤者たちは30分以上も動かない車列に閉じ込められ、熱中症の危険にさらされています。
車が曲がり角を越えて溢れ出し、踏切が開くのを待つ間、住民たちからは「子供や高齢者がいるのに、こんなに待たされるのは危険だ」との声が上がっています。特に、保育園への送り迎えをする親たちは、暑さの中で子供たちの健康を心配しています。
踏切が開いたかと思えば、すぐに遮断機が下り、通過できる車両はわずか2台。ドライバーたちは焦りながらも、トイレに行く余裕もなく、ストレスを募らせています。お笑いコンビ「フォーリンラブ」のメンバーも、55分間も踏切に捕まった経験を語り、「このままでは遅刻してしまう」と不安を吐露しています。
京王電鉄は、信号確認による列車遅延が原因で長時間の閉鎖が発生したことを認め、今後は線路の立体交差化を進める計画を発表しました。しかし、住民たちは「本当に改善されるのか」と疑念を抱いています。
この異常事態は、猛暑の影響を受けた交通機関の脆弱性を浮き彫りにし、多くの人々の生活に深刻な影響を及ぼしています。今後の動向に注目が集まります。