高校生も『お仕事体験』です。鑑識作業や職務質問など憧れの警察官の業務を体験しました。熊本県警察学校で5日、高校生を対象にした警察の仕事について学ぶイベントが開かれました。
これは熊本県警が警察の仕事について魅力を知ってもらうとともに理解を深めてもらおうと高校生を対象に開いたもので5日は県内外から60人が参加。高校生たちは警察の仕事や警察学校について説明を受けた後、グループに分かれて業務を体験しました。
こちらは事件捜査で重要な鑑識作業の体験です。
皮脂に吸着する粉をハケで空き缶に付け、プラスチックのシートに転写して指紋を採取しました。
【高校生】
「ドラマを見ていたら簡単そうだったが指紋を一個取るだけですごい集中力を使うのでとてもすごいと思った」
また、機動隊による地震発生時に動けなくなった人を救助し、搬送する場面の実演も。
【機動隊員】
「右手を空けておくことで暗くても手を前にして壁があることなどが分かる」
高校生も隊員から指導を受けながらイスや毛布などを使った搬送を体験しました。
【高校生】
「自分がやってみたらすごく大変で、すごいなと改めて思った。生活安全課を希望している。ストーカーやDV防止の活動に携われたらいいなと思っている」
さらに、自転車を盗んだ犯人への職務質問の体験も。高校生たちは一生懸命取り組んでいました。
熊本県警は、8月15日まで高校卒業程度を対象とした採用試験の受験申し込みを受け付けています。
応募できるのは35歳までで、男性は38人程度、女性は19人程度の採用を予定しているということです。