「おもちゃの拳銃」それ、銃刀法に触れるかも?県警が回収呼びかけ【熊本】

例えクレーンゲームで手に入れたとしても、持っていれば法律違反となる恐れがあります。熊本県警は、銃刀法で規制されている拳銃と同様の発射機能を持つおもちゃの拳銃が県内で出回っているとして、所有者に提出を呼び掛けています。

【堂前泉紀記者】
「こちら色合いもカラフルで、手と比べてもこのように非常に小さくかわいらしいサイズのおもちゃの拳銃ですが、使用したり所持したりすると銃刀法違反になってしまうということです」

県警が提出を呼びかけているのは、『リアルギミックミニリボルバー』というおもちゃの拳銃です。この商品は、全長12.5センチで中国製。銃刀法で規制されている拳銃と同じ構造で、同様の発射機能を持っているため、所持・販売することは違法となります。

全国におよそ1万6000丁が流通しているとみられ、県内では、クレーンゲームの商品として800丁ほどが出回っているとみられています。県内では、これまでに40件の通報が寄せられ、37丁を回収したということです。

【県警刑事部国際・薬物銃器対策課 北原孝一次席】
「この拳銃はおもちゃといっても、本来持っているだけで犯罪となってしまうものではある。ただ今年の12月31日までは回収期間となっているので、もし持っていることを知ったら速やかに最寄りの警察署に届けてもらいたい」

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